85年もの歴史をもつ「長田青果」は、りんご専門の卸業からはじまった老舗青果店だ。後にフルーツ全般の卸業、長田公設市場での小売店の経営など幅広く業務を展開。現在では厳選された高級フルーツの品揃えと、磨きぬかれた商売のセンスで、食遊館の屋台骨を支えている。
食品スーパーの顔となっている果物コーナーには、見せ方まで工夫された高級感あふれる色とりどりのフルーツが並び、その美しさと爽やかな香りで来店者を迎える。取扱商品は果物の持つ付加価値を意識した、コストパフォーマンスの高い逸品ばかり。店主によれば、果物はわずかな値段の差異で、その味のランクが段違いに変わるという。他店が目を付けていない商品に注目することで、仕入れ値を考え、結果的に消費者に美味しい果物を提供することができる。
果物を吟味する時、見た目だけで判断せず、実際に試食してその味の良さを見極めることを欠かさない。産地やブランドを妄信せず、本当に美味しい果物を味わって欲しいという想いからくる、正直でひたむきな商売の姿勢が、地元のファンに支持される所以だ。