老舗青果店で10年の修行を経た職人が独立し、昭和35年に長田公設市場で創業した「樋口青果店」。産地直送の商品に力を入れた品揃えと、客の要望に応えて自転車で配達に出掛ける気配りから地元の支持を得、市場の改装に伴う食遊館の設立にも参加した。
大手量販店には置いていないものを扱いたいという想いから目をつけたのは、近隣農家から直接仕入れる、そのまま頬張れるような本当に美味しい有機栽培野菜。土作りまで妥協せずにこだわった栽培方法に加え、畑から収穫され、その日の内に店頭に並ぶというこれ以上ない鮮度の野菜の味は、まさに絶品。自然のものであるだけに限定した期間しか取り扱いのないことから、この逸品が入荷される季節になると、「これ食べられるの心待ちにしててん!」という馴染み客の喜びの声を聞くことができる。
毎日夜明け前から最高のものを揃えて客の来店を待つ「樋口青果店」の頑張りは、「食遊館行ったら美味しいもんがそろう」というファンの声に支えられている。