丸五市場と本町筋商店街の接する場所に位置し、果物の甘い香りを絶やさず、四六時中賑わっている「安田商店」。元々知人の卸売り店で従業員として働きながら修行し、果物を見る目や技術を身磨いたベテラン店主が、その商品知識を活かして営業している。その品揃えは果物だけに限らず、こだわり貫いた卵やブランド米(新米)を含み、スーパーのものよりワンランク上の商品の販売に力を注ぐ。
震災時は全壊を逃れ、2週間余りで営業を再開。避難所である地域の小学校や幼稚園に果物を寄付するなど、まちの復興に向けて誠心誠意を尽くした。お互いを助け合ったことで、人と人とのつながりが深まり、より一層商売に力が入ったのだという。
店主は自身が選んだ新鮮な果物を「いい品質の果物は誰が食べても美味しいんや!果物が嫌いな人も安田商店の果物を食べてみ!」と自信を持って地域の人達へ届けている。今も昔も変わらないスタイルで、市場と商店街を繋ぐ道を色鮮やかに彩り、地域に愛される店づくりを続けている。