「津田商店」は創業以来、服の制作・販売、服のリフォームなどを請け負い営業を続けている。店主は被服の学校で専門的な技術を学んだ後、趣味で自分の家族が着る服や、友人にエプロンなどの服飾雑貨を作り、評判を集めていた。亭主が呉服店を営んでいたこともあり、より多くの人に自分が作ったものを使ってもらいたいという想いで、丸五市場に店を構えるまでに至った。
震災前までは、オーダーメイドが主体でスーツなどを制作していたが、時代が流れるにつれて地域の高齢化が進み、服のニーズは変化していった。今日では、客の要望に応じお気に入りの服を新しい形にリフォームする仕事に注力。ミシンが奏でるリズミカルな音を響かせながら、丁寧に服を仕上げている。
店主の穏やかで優しい人柄と、色鮮やかな生地で彩られた店内が、地域のお年寄りの人達の憩いの場となっている。