店主は丸五市場内「西村鶏肉店」の創業者の下で30年以上に渡って腕を磨いた後、独立して焼鳥専門店「鳥進」を構えた。市場で本格的な鳥料理を食べられる居酒屋として、口コミでファンを増やしていった。
震災時にあっても、根っからの商売人としての気概で、使用できなくなった店内から店頭に焼台を移して炭火焼鳥を販売することで、常連客の期待に応え続けた。結果、3ヶ月後には元の場所で営業を再開するに至る。
苦難にあった中応援してくれた人達へ、恩返ししたいという気持ちが、“店のサービスは、この味にあり!”と言わんばかりに妥協を許さない最高の料理に表れている。店主の味へのこだわりと、地元に対する感謝の気持ちが伝わり、今では1年先まで予約が取れないほどの人気店となった。常連客を一番大切にすることを心に秘め、今日も夜の市場にぼんやりと明かりを灯しながら、隠れ家的に営業している。