1950年代に宇治川で誕生した「デリカとうない」は、美味しい惣菜と弁当が自慢の店。創業当時といえば、まだ持ち帰りの惣菜は一般的なものではなかったが、宇治川地域という元気な下町では、共働きも多い家庭の食卓の味方として重宝された。煮物をはじめ、素材の味を引き出した昔ながらのお惣菜は、コンビニ等では手に入れられない逸品ばかりだ。
現在店を仕切るのは、13年ほど前に店を継いだという3代目。父から受け継いだ手作りの味を守るとともに、店内はセルフ方式に改装し、現代人がより利用しやすいよう店づくりにも工夫を重ねている。商品のほとんどは計量販売。美味しい惣菜を少量ずつ味わえることから、単身の高齢者や若者にも人気だ。「デリカとうない」は、創業より50年もの長きにわたり、宇治川の食の豊かさを支え続けている。