畑原市場に店をかまえる「凪商店」は、御影で始めた蒲鉾屋から、約100年の歴史を持つ老舗蒲鉾店だ。現在の2代目主人は、畑原で15歳の時から修行を積み、50年のキャリアを持つ練り製品の達人。
近隣に蒲鉾屋が4軒も存在するという激戦区で、長年に渡り勝ち残ってきた店舗である。地域の人々に支持されたのは、自然と安くて美味しいものを作るという商売に対する基本的な姿勢。
蒲鉾、天ぷらに使用するすり身は、一般的なスケトウダラではなく、現代では珍重されるキンメダイやイトヨリを使用。魚本来の旨みを引き出し、上品な味に仕上ったこの逸品を求め、近隣はもちろん、姫路から1時間かけて買いに来るファンもいる程だ。