長年修行を積んだ店主が独立し、高級佃煮店「本なにわ近藤」を創業した場所は須磨の月見山。舌の肥えた地域の人々に贔屓にされた矢先に震災にあい、移転を余儀なくされた。商売を再開するにあたって選んだのは、灘区の下町である畑原市場。15年の歳月をかけ、専門店でしか手に入らない商品を提供することで顧客の心を掴んできた。
仕入は40年以上もの付き合いのある卸問屋から。素材には北海道道南産のブランド昆布を使用し、灘区の加工場で製造された最高品質の昆布、佃煮を取り揃えている。贈答用に利用される高級品でありながら、「佃煮はあそこのじゃないと」という美味しいものにうるさい常連さんの声に応え、信頼される店づくりで豊かな食生活を支えている。