昭和24年、ちんどん屋の呼び込みとともに、にぎやかに開店した「フジヤ菓子店」。日本が豊かになりつつある時代にあって、子供たちのおやつを求める若い母親世代に人気を博した。
当時は駄菓子やあられの量り売りが中心だったが、時代が下るにつれてパック詰めの菓子が増え、店内の品揃えも徐々に変化していった。しかし、上垣製菓など地元メーカーの昔ながらのお菓子を各種取り揃え、地域のファンに支えられて営業を続けている。
現在でも遠足や運動会といった行事には子供たちが連れ立って訪れる。金平糖をはじめとした小さく可愛らしいお菓子に彩られる店頭に、下町の風情が表れているようだ。